パン製造販売のオーク(徳島県阿波市)が、パンとおにぎりを組み合わせた「新米のおにぎりぱん」=写真=を商品化した。苗生産販売の竹内園芸(徳島県板野町)が運営する産直市「阿波食ミュージアム」(徳島県石井町)で販売している。
おにぎりをパン生地で包み、三角形にして焼き上げた。おにぎりには阿波市産コシヒカリの新米を使い、具材は、時々に応じ、高菜やあん、かつお節などから数種類を選んで製造する。
新米が手に入るようになった8月末から、土日祝日を中心に1日30個を1個150円(税別)で販売。「腹持ちがいい」「おにぎりだけを食べるより手がべとつかない」などと好評だ。
「対立しがちなパンとご飯の融和を図ることができる新商品を」と、阿波食ミュージアムから依頼され考案した。オークの柏木昇オーナー(61)=阿波市土成町成当=は「和と洋の良いところが引き出されているので、ぜひ食べてみてほしい」と話している。