早明浦ダム湖の水位低下により姿を現した旧庁舎=29日午後、高知県大川村

 昨年末から降水量が少ない状態が続く吉野川上流の早明浦ダムで、水位の低下により普段は水没している高知県大川村の旧役場庁舎が、9年ぶりに姿を現した。

 旧庁舎は数日前から見えるようになったとみられ、29日には3階の屋根が水面から出て、屋上にたまった泥が乾燥していた。ダム湖の斜面は山肌がむき出しになっていた。

 四国地方整備局によると、観測史上最も早い梅雨明けとなり、29日時点で早明浦ダム周辺の6月の降水量は平年の4割ほど。貯水率は35・1%(平年87・22%)となっている。このまま雨が降らなければ7月初めにも、2013年8月以来となる第3次取水制限が実施される見通し。カット率は徳島用水が18・2%に、香川用水は全期間50%に引き上げられる。