八芳園が試作したレンコンのキーマカレーパン

 徳島県松茂町は、東京で宴会場やレストランを運営する八芳園と、農産物の販路拡大や観光振興に関する包括連携協定を結んだ。町特産のレンコンなどを使った料理のレシピを八芳園が考案し、東京と松茂で提供するなどして町の知名度向上と交流人口の拡大を図る。

 協定では、両者は農産物や加工品の販路拡大や商品開発、観光振興、魅力発信に取り組む。利用が伸び悩む同町広島の交流拠点施設「Matsushigate(マツシゲート)」の活性化も目指す。

 八芳園は東京・白金台に約4万平方メートルの日本庭園を持ち、5月にはバイデン米大統領が訪れた。自治体との連携協定は7件目。徳島商業高校(徳島市)とは産学連携協定を結んでいる。

 町役場で21日にあった締結式では、八芳園が試作したレンコンのキーマカレーパンを披露した。町が地元の陸上自衛隊北徳島分屯地などと開発したレトルトカレーを改良し、子ども向けの商品に仕上げた。

 吉田直人町長は「地方創生へ力を貸してほしい」、井上義則社長は「マツシゲートをフル活用したい」とあいさつした。

 町は徳島阿波おどり空港が立地する強みを生かして特産品の販路を広げようと、本年度当初予算に地域経済力推進業務委託費2千万円を計上しており、八芳園との事業に充てる。