食用コオロギの生産や商品開発を行う徳島大発スタートアップのグリラス(本社・鳴門市)。2019年に取締役3人、社員ゼロで設立したグリラスは今、社員23人、パートを含む従業員数では44人を数えます。記者は社長の渡邉崇人さんのインタビューの前、グリラスのコオロギパウダーを使った調理実習を小松島西高校で取材しました。そこで印象的だったのが、グリラスの広報スタッフ2人が楽しそうに働いている様子でした。1人は東京のPR会社を経て転職、もう1人は北海道出身で新卒で就職したそうです。最終回となる渡邉さんへのインタビュー3回目は、グリラスの組織づくりについて聞きました。

― 組織を拡大していく段階で、いろんな方を採用していますよね。

 取締役3人で設立した当時は、事業もそんなに大きくなかったので、社員を募集せずにやっていました。2020年5月に無印良品のコオロギせんべいが発売され、事業を拡大するフェーズになって、「そろそろ社員を増やそうかな、でも資金調達が終わってからかな」という話をしていました。まだ会社のウェブサイトに求人情報を書いていない状況で、問い合わせフォームを通じてロンドンからメッセージが入りました。「募集していないのは百も承知ですが、日本に帰るタイミングで転職を考えている」と。彼が最初の社員になりました。

 今は人材紹介のエージェントも活用していますし、会社にダイレクトに応募も来ます。最近は学生さんからの問い合わせも多い。新卒採用は今年からで、4月には3人が入社しました。9月卒業者も1人、入社するので今年の新卒採用者は4人になります。僕は大学の教員でもあるので、(アカデミックな世界からビジネスの世界に学生を受け入れる)そういうのも大事かなと思っています。

 ―転職者も多く、いろんなカルチャーをもつ人が集まる組織ですが、どういうふうにグリラスの組織風土、雰囲気をつくっていっていますか...

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