ドイツに持って行く葉わさびを選別する多田さん(右)と大畑さん=上勝町生実

 上勝町の第三セクター「いろどり」は、ドイツ・ケルンで開かれる食の国際見本市「アヌーガ2015」(10~14日)に葉わさび、ササ、ナンテンなど8品目を出品することを決めた。7日、いろどり社員が出荷農家の自宅を回り、彩(いろどり)商品を選別するなど輸出準備を進めた。

 出品するのはほかに葉ツバキ、稲穂、イチョウ、モミジ2種類。食用としても利用できるのは葉わさびだけで、それ以外の7品目は日本料理に添える「つまもの」として提案する。

 葉わさび生産農家の多田和幸さん(65)=同町生実=は今回、出荷期ではないため、自然の沢で摘み取った。いろどりの輸出担当者で現地入りする大畑悠喜さん(29)と、葉が破れていないかなどを点検して袋詰めした。選んだのは10センチほどのものが中心で、国内に流通しているものより一回り小さい。

 見本市では徳島県ブースに出展。現地の日本料理店の調理人に、彩商品を添えた和食メニューを作ってもらい、欧州のバイヤーらに使い方を紹介する。

 ドイツ以外にフランス、オランダにも足を延ばし、料理店や日本商社の現地拠点に売り込みを図る予定。大畑さんは「定期的に利用してくれる店を確保し、商社と協力しながら欧州市場での物流をつくっていきたい」と話した。