2014年10月の「マチトソラ芸術祭」で展示された作品=三好市東祖谷落合

2014年10月の「マチトソラ芸術祭」で展示された作品=三好市東祖谷落合

 三好市池田町の市街地(マチ)と同市東祖谷の山間部(ソラ)を舞台にした現代アートイベント「マチトソラ芸術祭」が10日から11月3日まで開かれる。3回目となる今回は、県内外の芸術家ら20組が7会場で絵画や写真、インスタレーション(空間芸術)などを発表する。各会場を巡る1日限定のツアーバスも運行される。
 
 池田町の「スペースきせる」では、祖谷地方がテーマの写真集を出版した宮脇慎太郎さん(34)=高松市=の作品を展示。東祖谷落合地区の伝統的建造物「長岡家住宅」には、同地区に滞在して創作活動した県外作家2人のコラボレーション作品が飾られる。

 初めての企画となるツアーバス(予約制)は12日に運行。午前9時半、スペースきせる前に集合した後、各会場を巡り、参加アーティストから制作秘話などを聞く。

 そのほか、各会場では週末ごとに多彩なイベントを開催。17日は、宮脇さんがトークショーを開く。

 芸術祭は、歴史ある街並みを舞台に地域の魅力を発信しようと、市内のNPO法人や企業、地域おこし協力隊員らでつくる実行委が開いている。

 一部のイベントを除き観覧無料。問い合わせは実行委<電050(3476)1769>。申し込みはNPO法人マチトソラのサイト<http://machitosora.com>。