徳島市の市街地が焦土と化し、約千人の死者を出した徳島大空襲から7月4日で77年を迎える。当時18歳だった大石正さん(95)=同市北常三島町3=は、歩兵連隊の兵士として大空襲に向き合った。「一般市民ではない立場から見た大空襲の様子や部隊の動きを伝えたい」。4日、あわぎんホールで開かれる「徳島大空襲を語るつどい」(反核・憲法フォーラム徳島主催)で体験を語る。
大石さんは1945年6月、同市蔵本町にあった歩兵連隊の第2機関銃中隊4班に配属された。空襲があったのは業務や訓練にようやく慣れてきた頃…
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