台風4号は4日、東シナ海で北上を続けた。進路を東寄りに変え、5日には九州に接近、上陸する見通し。5日夜遅くには徳島県に最も接近する見込み。6日にかけて西日本の太平洋側を進むため、九州や奄美、四国、近畿で大雨になる場所がありそうだ。台風の速度が遅く、影響が長引くため、気象庁は土砂災害、浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけた。

 また、東日本や北日本には太平洋高気圧の縁から流れ込む暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で5日にかけて大気の状態が非常に不安定になる。大雨や突風による災害、被害に警戒が必要だ。

 気象庁によると、4日未明には高知・室戸岬で1時間に87・5ミリの猛烈な雨、朝には宮崎市で61・5ミリの非常に激しい雨をそれぞれ観測した。

 宮崎県日南市は4日朝、土砂災害の危険性が高まったとして市内の8957世帯、1万6955人に避難指示を出した。市によると、被害は確認されていない。

 5日朝までの24時間予想雨量は九州南部、四国200ミリ、九州北部、近畿150ミリ、奄美120ミリ。一方、東海、関東甲信100ミリ、北海道、東北80ミリ、北陸60ミリ。その後も各地で雨が続く。

 台風の影響による4日の予想最大風速(最大瞬間風速)は九州北部18メートル(25メートル)、沖縄、九州南部、奄美、近畿15メートル(25メートル)、5日は九州、四国、近畿18メートル(25メートル)、中国15メートル(25メートル)。高波にも注意が必要になる。

 台風は4日正午現在、東シナ海を時速約20キロで北北東に進んだ。中心気圧は996ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心の東側185キロ以内と西側110キロ以内は風速15メートル以上の強風域。6日朝には東海沖で温帯低気圧に変わる見通し。