新聞の活用法について学ぶ徳島信金の新入職員=徳島市福島1の同信金福島支店

 徳島市の徳島信用金庫と博愛記念病院が12日、徳島新聞メディアNIE・NIB推進室の手束泰二担当部長を講師に招き、新聞記事の活用法を学んだ。

 同市福島1の徳島信金福島支店であった講座は、今春採用された職員22人が受講した。

 手束部長は「営業には多様な価値観を持つ顧客への共感力や、課題を見抜いて分か

新聞の効果的な読み方を学ぶ博愛記念病院の職員=同市勝占町

りやすく伝える力が大切」と説明。新聞を読み、登場人物の立場に立って考えたり、地域の課題を探ったりするよう呼び掛けた。

 国府支店の桝田蛍さん(23)は「信金は地域密着が基本。新聞の情報を活用し、顧客の力になりたい」と話した。

 同市勝占町の博愛記念病院では看護師、介護福祉士ら29人が受講した。手束部長は「見出しに目を通すのは10分でできる。習慣にすることで、社会人として世界が広がる」と強調。参加者はこの日の新聞を読み、4、5人のグループに分かれて関心のあるニュースについて話し合った。

 理学療法士の曽我部実香さん(22)は「効果的な読み方を身に付け、仕事に生かしたい」と話した。

 同病院は新聞活用策を学ぶセミナーを12月まで月1回開く。