2018年7月に甚大な被害をもたらした西日本豪雨で、最初の大雨特別警報が出てから6日で4年になる。土砂崩れが相次いだ三好市では道路の9割以上が復旧したものの、甚大な被害が出た山城町では依然として道路や地すべり対策の工事が続き、完全復旧には至っていない。3地区の10世帯16人は今も自宅に戻れず、市営住宅などで「仮住まい」の生活を送る。
市によると6月末時点で避難生活しているのは、いずれも山城町の▽粟山地区7世帯11人▽平上地区2世帯3人▽光兼地区1世帯2人―の計10世帯16人。このうち7世帯11人が市営住宅に、2世帯4人は高齢者施設に入り、1世帯1人が親戚宅に身を寄せている。
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