日本一の生産量を誇る那賀町産オモトの魅力を知ってもらおうと、同町延野の相生小学校で9日、オモトを使った生け花教室があり、6年生19人が参加した。
児童は、華道家元池坊の教授免状を持つ児玉知之さん(58)=広島市=の手ほどきを受けながら、30~60センチのオモトの葉を使って長さや広がり具合を工夫しながら約1時間かけて生けた。
山崎珠尚さん(12)は「同じ材料を使っても、みんな個性が出て違う作品になるのが面白い」と話した。
相生地区では、農家45戸が年間約90万枚を出荷しており、全国シェアの6割を占める。オモトはJAアグリあなん相生おもと部会が提供した。