九州に上陸した台風4号は5日午前9時、温帯低気圧に変わった。同日午後から6日明け方にかけて徳島県内に接近する見通し。県南部を中心に既に大雨が降っており、県と徳島地方気象台は阿南市を対象に土砂災害警戒情報を発表した。阿南市は福井地区の878世帯1925人に警戒レベル4の避難指示、海陽町は町内全域の4497世帯8692人に警戒レベル3の「高齢者等避難」の情報を出している。

増水した福井川=5日午後1時15分ごろ、阿南市福井町

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 気象台によると、2日午前10時の降り始めから5日午前11時までの降水量は、海陽町338・5ミリ、美波町250・0ミリ、阿南市蒲生田209・0ミリ、那賀町木頭和無田187・0ミリ、三好市京上140・0ミリ、上勝町福原旭129・5ミリ。5日に予想される1時間降水量は、多い所で北部20ミリ、南部40ミリ。6日12時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部80ミリ、南部150ミリ。

 交通機関にも影響が出ている。阿佐海岸鉄道は5日、大雨の影響に伴い、全線(阿波海南文化村―道の駅宍喰温泉間)で始発からデュアル・モード・ビークル(DMV)の運転を見合わせている。天候による運転見合わせは、昨年12月の運行開始以来初めて。

 JR四国も牟岐線の阿南―阿波海南駅間(阿南―桑野駅間の一部列車を除く)の列車のほか、土讃線の大歩危―窪川駅間の普通列車、阿波池田―高知駅間の特急列車の運行を見合わせている。

 また、徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーは5日午後6時55分から6日午前5時35分にかけての上下8便の欠航を決めた。

通行止めになった国道193号線=5日正午ごろ、海陽町神野

 このほか、積算雨量が規制値を超えたため、海陽町神野から那賀町境までの国道193号など県南部の国道や県道が通行止めになっている。

 これまでの大雨により地盤が緩み、土砂災害の危険が高まっている所があるとして、気象台は注意を呼び掛けている。

台風4号の影響で激しく放流する福井ダム=午後1時40分ごろ、阿南市福井町

>気象・防災関連情報リンク集(県内ライブカメラ、運休、通行止めなど) 
https://www.topics.or.jp/articles/-/416883