平川さん(左)が開発したウッドスピーカー=那賀町木頭和無田の町木頭図書館

 木製品を製造、販売する那賀町木頭出原の「Wood Head(ウッドヘッド)」が、町産の木材を使ったウッドスピーカーを発売した。商品の開発には町地域おこし協力隊員が携わり、5月下旬の発売から1カ月余りで想定の2倍以上となる20個を販売した。鳴門市のリゾートホテルで採用されるなど、洗練されたデザインや温かみのある手触りが人気を呼んでいる。

 ウッドスピーカーは、電源を使用せず屋内外で利用できるのが特徴。スマートフォンを差し込めば機体から出る音が木に伝わり、木がノイズの少ない柔らかい音を大きく響かせる。

 商品は4種類で、レーザー加工機を用いて細かい彫刻やカット、焼き付けなどを施した。水の波紋を描いた「MINAMO―ミナモ―」と、町内の急峻(きゅうしゅん)な斜面を表した「CANYON―キャニオン―」は、木頭杉が材料でマイルドな音を響かせる。オペラ劇場のようなフォルムの「OPERA―オペラ―」、木頭のヤマザクラと野鳥を描いた「NAGOMI―なごみ―」は堅い材質の町産ヒノキを使用しており、シャープな音が出る。

 商品は昨年4月から町地域おこし協力隊員として活動する平川さやかさん(45)=木頭西宇=が企画した。いずれの商品も間伐材を一部に用いており、同社でしおりやキーホルダーなど木製品の商品開発を手掛ける平川さんが有効利用を考えた。

 鳴門市のリゾートホテルでは客室に置かれており、平川さんは「部屋のインテリアにもなるようにデザインした。肌触りがよく、木の香りにはリラックス効果も期待できる」とアピールしている。

 価格は5500~8800円。同社のオンラインショップで販売しており、今夏から徳島市内の雑貨店や書店でも扱う予定。URLはhttps://woodhead.shop-pro.jp/