メニューの説明をする表原シェフ(右)=上勝町福原

 上勝町福原に築70年の古民家を活用したイタリア料理店「ペルトナーレ」がオープンし、人気を集めている。オーナーシェフを務めるのは、上勝の豊かな自然や町民の人柄に引かれて、徳島市から移住した表原平さん(26)。町が移住促進へ購入、改修した庭付き農家風の”山の料理店“で、自慢の料理を振る舞っている。

 ペルトナーレは、木造2階建ての古民家(132平方メートル)に2014年12月開店した。テーブル、座敷合わせて24席ある。バジル、シシトウ、ナスなど、四季折々の地元食材を使った料理を提供しており、「鮮度のいい食材が手に入りやすく、地産地消に恵まれた場所」と表原さん。

 ランチは前菜、パスタ、デザート付きのコース(1200円から)のほか、パスタや肉料理などの単品もある。本格的なイタリア料理を手軽に味わえることや、古民家ならではの雰囲気が口コミで広まり、ランチタイムには町内外から20人以上が来店することもある。夜間は完全予約制だ。

 店が入居する土地・建物は14年1月、町が「町空き家活動整備事業」で購入し、約1500万円かけて改修した。地域活性化を手掛ける一般社団法人ソシオデザイン(同町)が、町の委託で運営に当たっている。

 淡路島の料理店でシェフをしていた表原さんは、自身の店を持つ夢を実現させるため、物件探しで上勝町を再三訪問。もともと知り合いだったソシオデザインの大西正泰代表から、店舗を借りることが決まった。

 表原さんは「開店の初期費用を抑えることができ、店を持つ後押しをしてくれた。農家の人とも交流し、さらに多くの上勝町産の食材を利用したい」と話している。問い合わせは表原さん<電080(3165)7153>。