御嶽神社の例大祭で27年ぶりに復活したみこし渡御=阿南市橘町西浦山

 阿南市橘町西浦山の御嶽(おんたけ)神社の例大祭で12日、27年ぶりにみこし渡御が復活した。担ぎ手不足で中断していたが、橘町自主防災会長を務める計盛(かずもり)幸雄さん(69)=同町西浜=が神社関係者に協力を呼び掛けた結果、同市内原町や那賀町からも担ぎ手が集まり、練り回しが実現した。
 
 祭りには氏子や、その知人ら35~81歳の約20人が参加。計盛さんら男性8人が、長さ3メートル、幅1・5メートル、高さ1メートル、重さ約50キロのみこしを担ぎ、大谷山の山中にある神社を出発した。約20分かけて山を下りると「六根清浄」と声を上げながら町を練り歩いた。

 参加した亀島敬司さん(66)=那賀町平野、農業=は「みこしを担ぐのは大変だったが、他地域の住民と交流ができて、良かったと思う」と満足そうだった。計盛さんは「周辺地域との絆を強めることは防災力を高めることにもつながる。来年以降も続けたい」と話した。

 神社では毎年秋に例大祭が行われている。みこし渡御は1960年ごろから実施されていたが88年以降は途切れていた。