2018年の西日本豪雨で自宅を失うなどした愛媛県宇和島市の男性2人がこの春、陸上自衛隊に入った。「地元の力になりたい」「災害派遣で今度は自分が助けたい」との思いから、松山駐屯地で訓練を受けて7月にそれぞれの所属部隊へ。指導した男性は「立派な自衛官になってほしい」と期待を込める。

 「思い出の詰まった自宅を失うのはつらかった」。5月、松山駐屯地で2等陸士岡崎慎馬さん(19)は目を潤ませて振り返った。