移動スーパー事業の売り上げアップ策や課題を探る全国ミーティングの出席者=徳島市の阿波観光ホテル

 軽トラックによる移動スーパー事業を急速に拡大させているとくし丸(徳島市)は14日、移動スーパーのノウハウを提供する企業を集めた初の全国ミーティングを徳島市の阿波観光ホテルで始めた。成功事例を参考に売り上げ拡大策を探るとともに課題を共有するのが目的で、15日まで。

 とくし丸と契約している25都府県の36社のうち20都府県の20社が参加。事業が軌道に乗った5社が取り組み事例を報告し、よしや(東京都)の移動販売責任者は「お客さんと目線を合わせて対話することが大事」と信頼関係構築の必要性を訴えた。サニーマート(高知市)の担当者は「ブドウ1個しか買ってくれなくても必要としてもらえるなら回る価値がある」と、「買い物難民」と呼ばれる高齢者支援の意義を強調した。

 一方、「移動販売車で商品を届ける販売パートナーを募っても集まらない」「同業他社が現れた影響で、顧客から値引きを求められる」といった課題も報告された。

 この後、とくし丸営業本部の村上稔さんが売り上げ向上策について講義し、「お客さんの顔を思い浮かべて品ぞろえを」と、顧客の好みや生活サイクルを把握するようアドバイスした。

 とくし丸は12年2月の開業から3年半で年商10億円規模の事業に成長、移動販売車は15年内に100台を超える見込み。