とくしまマラソン実行委員会は14日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで総会を開き、来年4月24日に開く第9回大会の参加者を12月8~15日に募集することを決めた。開催規模をこれまでの1万人から1万5千人に増やし、スタート地点を県庁前にするなどコースの一部を変更した。ゲストランナーにシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらを招く。

 参加者はインターネット(1万3800人)と郵便振替(千人)で募る。ネットの受け付けは8日午後10時から先着順。昨年に続いて海外枠(200人)も設けた。

 県庁北側の万代町臨港道路を午前9時にスタート。前回までの阿波しらさぎ大橋を通るコースではなく、かちどき橋から国道55号、11号を北上し吉野川大橋を渡るコースに変更した。吉野川北岸を進み、西条大橋、吉野川南岸などを経て市陸上競技場にゴールする。制限時間は7時間。

 高橋さんは第6回大会以来、3年ぶり3回目のゲスト出場。ほかに2009年世界選手権女子マラソン銀メダリストの尾崎好美さんと、NPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦さんを招く。大学や企業の有力ランナーも招待する予定。

 総会では参加者数が前回より5千人増えるため、一部の委員から安全対策の強化を求める意見が出た。実行委会長の飯泉嘉門知事らは「警備スタッフや救護所を増やすなどしてコースの安全確保を万全にしたい」と話した。