徳島市は10月から、たんの吸引などが日常的に必要な医療的ケア児の受け入れを市内の保育施設8園で始める。看護師が各施設を訪問し、1日2回程度のケアを行う。昨年9月に医療的ケア児支援法が施行されたのを受け、検討を進めてきた。市によると保育施設での受け入れは、県内では珍しいという。

 対象は3歳以上で、集団保育が可能な医療的ケア児に限る。入園の申し込みを受け、医師や看護師、保育士らでつくる「医療的ケア児運営協議会」で、集団保育が可能かどうか判断する。

 8施設は、めだか保育園(北沖洲3)、助任なかよし認定こども園(中吉野町1)、田宮シーズ認定こども園(北田宮4)、沖浜シーズ認定こども園(沖浜町北川)、みのり認定こども園(八万町犬山)、認定こども園めだかのこころ(新浜本町2)、北井上認定こども園(国府町西黒田)、勝占認定こども園(勝占町中須)。いずれの施設も2人まで受け入れる。

 児童が各施設で保育中に受けられる医療的ケアは、インスリン注射、導尿、経管栄養、たんの吸引など。児童が自宅で訪問看護サービスを利用している場合、その事業者と市が契約を結び、看護師を保育施設に派遣する。保育施設でのケアの費用は市が負担する。

 市にはこれまで受け入れの要望がなく、需要の把握ができていなかった。このため、徳島を除く四国の県庁所在地の実績を参考に受け入れ人数を設定した。4月時点で高知市5人、高松市3人だった。松山市は本年度から募集を始めた。

 入園申し込みは、25日から8月5日まで。問い合わせは市こども保育課、電話088(621)5190。