しめ縄を掛け替える登山家ら=剣山山頂

 夏山シーズンを迎えた剣山(1955メートル)山頂で14日、三角点のしめ縄が掛け替えられた。

 香川県丸亀市の丸橋弘之さん(75)ら剣山愛好家が5月に稲わらを編み、約7メートルのしめ縄を準備。登山客とともに山頂に運んだ。

 石積みで守られた三角点に昨年設置したしめ縄を外し、新しいしめ縄を針金で固定した。
作業を手伝った登山客の阿部良一さん(48)=大阪府茨木市、会社員=は「神聖な行事に偶然立ち会えてうれしい。大阪の地震と広島の豪雨被害の一日も早い復興を願いました」と話した。

 しめ縄は、三角点の石積みが崩れないように、25年ほど前から毎年掛け替えている。