徳島対愛媛 相手選手と競り合う岩尾(左)と狩野(右)=ニンジニアスタジアム

 サッカーJ2徳島ヴォルティスは15日、松山市のニンジニアスタジアムで愛媛FCとの四国ダービーに臨み、0-1で敗れた。攻め込みながら得点を奪えず、終了間際に、愛媛の有田光希にミドルシュートを決められた。徳島は2連勝でストップし、通算成績は8勝4分け11敗で勝ち点は28のまま。四国ダービーの連勝も5で止まり、2015年11月23日以来の黒星となった。

 徳島は前節から先発を1人代え、DFブエノがメンバー入り。公式戦2試合連続ゴール中のブエノは、FWの位置に入った。徳島がボールを保持し、攻め込んだ。11分、ブエノのヒールパスに岩尾憲が飛び込むが、相手守備に阻まれた。22分には、岩尾のパスに反応した島屋八徳がDFラインを突破してシュートを放つが枠からそれた。42分には、島屋のパスにゴール左前へ小西雄大が抜け出してシュートを放ったがGKにはじかれ、ロスタイムにはブエノがFKで狙うもGKの正面をついた。島屋を中心にゴールに迫ったが、無得点で前半を終えた。

 後半も徳島が攻め込み、愛媛が少ないチャンスをうかがう構図。ブエノや島屋、右サイドの広瀬陸斗らが絡み攻め続けた。20分にゴール前のFKから岩尾がGKの逆をついたが、枠を外れた。25分に小西、27分にはブエノ、29分には島屋が次々とシュートを放ったがGKの好守に合うなどしてネットを揺らせなかった。30分に、小西雄大に代えて狩野健太を投入すると、37分に広瀬の右サイドからのグラウンダーのクロスに狩野が合わせるが枠をとらえられなかった。すると、44分、愛媛にボールをつながれ、最後は中央からの強烈なミドルシュートが左ポストに当たってゴールへ転がり先制を許した。

 徳島は終始攻め続けたが、得点を奪えず、1点に泣いた。

 

◇明治安田J2第23節  ニンジニアスタジアム  観衆 5319人

徳島 0-1 愛媛
   0-0
   0-1

【得点者】愛媛=有田光希(後半44分)