サッカーJ2徳島ヴォルティスは15日、アウェーで愛媛FCと対戦し、0-1で敗れた。徳島のリカルド・ロドリゲス監督の試合後の記者会見は次の通り。

 

―試合を振り返って

 今日の試合は、チャンスは多くつくったけれども、彼ら(愛媛FC)のたった一つのチャンスにやられてしまった。前後半ともにチャンスは数多くつくれ、特に後半は決定的なチャンスも実際あったと思うんですけど、決めきれず、彼らが最後の1本、後半たった1本のチャンスを沈めて勝ち点3を持っていった。通常、こういった試合であれば1-0であったり2-0、最悪0-0の引き分けで終わるかなという印象だったんですけど、こういう結果になってしまいました。これだけシュートまで持っていけていて、決定的なチャンスをつくれていて、勝つことができない試合は今回だけではなく、これまでにもありました。リーグ戦を見ても、ありとあらゆるデータを見ても、1番上、2番目に立っているところで、決定力が低い。それがこの試合に出た、まさにその(データ)通りだったというふうに思っています。

 ポゼッションであったり、引いてカウンターを狙ったり、前から(ボールを奪いに)いってショートカウンターをやったりと、ありとあらゆる攻撃の仕方をやって、そしてすべてがいいほうに出たのかなという印象もあるんですけど、最後のゴールを決めるというところができなくて負けてしまいました。点が入らない、まさにそういう印象です。


―11日に天皇杯を戦い中3日での試合。影響を感じさせなかったと思うが。

 今日は本当に良い調子だったのかなと感じていて、実際に決定的だったのは島屋選手と、ブエノ選手のヘディングシュートのところだった。特に島屋選手についてはシュートを1対1のところで決めていれば、それで1-0で十分だった、そういう試合内容だったと思うのですが、そこで決めきれずに負けてしまいました。

 たしかにカップ戦を戦ってたくさん走ったりして疲れているかなと思ったけれども、しっかり選手たちはやっていた。あとは運のところ。運が左右するところもまたサッカーの部分なので、今日はそれがなかったのかなと。彼らの最後のゴール、その1本しか相手のシュートを打たれたイメージがないので。

 

―ブエノ選手をFWでスタメン起用、パフォーマンスについての評価は

 まず一番最初に、彼はもともとのポジションじゃないということがあって、そういう難しさがある中、彼はできるだけのことはやったと思っています。もともとセンターバックなので、分からないこと、まだできないことがもちろんありますけど、彼がいまやれる範囲で、チームに大きく貢献してくれたのかなという印象があります。彼がいま一番決定力、違いを出せる選手というのは、このチームにおいて一つの事実なので、来週からどうなっていくかというのは合わせながらやっていきたいと思います。