吉野川市美郷で飲食店「元祖かっしゃ焼」を営む株式会社セイナムが、独自に考案したかき氷のデザインを特許庁に出願し、意匠登録された。飲み物を入れた容器の上に氷を盛るユニークな形状で、かき氷の意匠登録は全国初。登録されたデザインは意匠法で保護され、他者が勝手に使用できない。同社は知的財産として、類似品から守る狙いで手続きした。
商品は「ドリンクかき氷」。かき氷を食べた後に炭酸飲料を飲んでさっぱりしてもらおうと、セイナムの鈴木英司代表取締役(53)が6、7年前に考案した。飲み物に触れて氷が溶けないよう、飲み物と氷の間に数センチの隙間をつくる。使用する容器は一般的なプラスチック製で、ふたはない。カップ内に氷が落ちないよう、削り方や盛り方を工夫。バランス良くカップ上部に乗せる。
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