元気いっぱいの乱舞を繰り広げる子どもたち=徳島市の阿波おどり会館

 恒例の阿波おどり会館まつりが15日、徳島市の同館であり、県内外の約3千人でにぎわった。有名連の子どもたちによる特別公演では、大人顔負けの華麗な踊りが披露され、会場を盛り上げた。

 「ちびっこ阿波おどり」には、11連の小学生ら108人が出演。元気の良い掛け声を響かせながら躍動感あふれる乱舞を繰り広げ、満員の客席から大きな拍手が送られた。

 女踊りの名手・四宮賀代さん率いるグループ「虹」、大学連なども趣向を凝らしたステージを演出。フィナーレは観客も加わって全員で踊った。

 阿波踊りが大好きという長男一晴ちゃん(4)らと訪れた米田満紀さん(34)=同市鷹匠町6、小学校教員=は「子どもたちの一生懸命な姿と、堂々とした演技に圧倒された。8月の本番が待ち遠しい」と声を弾ませた。

 眉山ロープウエーで同館と直結する山頂駅舎では、かき氷のトッピングの出来栄えを競う催しもあった。まつりは毎年7月に開かれており、今回で17回目。