阿南市の那賀川漁協は20日、同市柳島町北別当の那賀川河口で、アユの産卵場所を整備した。6月1日~今月19日のアユ漁期間が終わったのに合わせて行った。
産卵には小さな石や砂利がある場所が適しているため、組合員約30人が川底から30センチ以上の大きさの石を撤去し、川底を平らにした。その後、鉄のくいを立てて鳥よけのビニールテープを張り、約千平方メートルの広さの産卵場所をつくった。テープは11月30日まで設置する。
大西憲一組合長(68)=同市那賀川町大京原=は「たくさん卵を産み、元気な魚に育ってほしい」と話している。