高校の校歌を染め抜いて作ったタペストリーの一部=美馬市脇町拝原

高校の校歌を染め抜いて作ったタペストリーの一部=美馬市脇町拝原

 24日の「とくしま藍の日」に合わせ、穴吹高校(美馬市)の生徒が来年の創立100周年を記念した藍染のタペストリーを作った。全校生徒が制作に関わり、同市脇町の工房「やまうち」の協力で染色した。8月17日まで市立図書館(同市脇町)に飾っている。

 タペストリーは縦約1・5メートル、横約1メートルの布製で、校歌の1番から3番の歌詞の文字が、ろうけつ染めの技法で記されている。デッサン用のペンでの下書きは全校生徒が参加し、数文字ずつ分担した。家庭・エシカルクラブや書道部の生徒ら7人が5月末、やまうちを訪問。溶かしたろうを筆に付け、下書きを上からなぞって文字を白抜きにした。タペストリーの裏側には地元の呉服屋から譲り受け、自分たちで茶染めした反物などを使い、パッチワークを施した。

 染色作業に参加した1年の松尾美希さん(16)は「下書きはそれぞれの生徒の個性が出ていて、特に漢字をなぞるのが難しかった。想像していたよりきれいでうれしい」と笑った。

 学校の授業の一環で藍染体験を受け入れているやまうちが、美馬市地域交流センター・ミライズ(同市脇町)での企画展に合わせて生徒と一緒に何か作れないかと提案した。

 図書館での企画展には、やまうちで使われている蒅(すくも)の実物や、四国大の学生による藍墨の書道作品、藍染の風呂敷で作った衣服なども展示されている。