石井町のふるさと納税の返礼品で人気となっている米と野菜のセット(右)とハムとソーセージのセット=石井町高川原の精肉店

 石井町へのふるさと納税の寄付が急増している。2015年度は6月までに1件(3万円)だったのが、7~9月の3カ月で145件(75万円)に上っている。返礼品を拡充したのが功を奏した形だ。 

 町によると、制度がスタートした08年度以降、寄付件数が最も多かったのは13年度の17件(38万円)だった。14年度は14件(28万円)で、県内自治体の中で5番目に少なかった。町外から通勤している町職員の寄付が多くを占めていた。
 
 隣の吉野川市が返礼品を充実させて14年度に県内トップの2747件(3103万円)を集めるなど自治体間の格差が目立ち始めており、危機感を抱いた町は返礼品を見直した。
 
 14年度は1万円以上の寄付に対し、米10キロか町のマスコットキャラクター・ふじっこちゃんのグッズを贈っていたが、今年7月からは地元の産直市や商店の協力を得て旬の野菜や無添加ハム、ソーセージ、和菓子、湯飲みのセットなどを新たなメニューとして加え、一新した。
 
 5千円以上の寄付に対しては、13品目(いずれも3千円相当)の中から額に応じて1~3点を選べるようにした。米と野菜のセットや肉の加工品のセットの人気が高いという。
 
 全国のふるさと納税の情報を集めたインターネットサイトでも取り上げられている。
 
 返礼には、送料を入れると4千円近くかかり、5千円の寄付だと町の収入は千円ほどだが、町総務課は「町の応援団を増やす事業」ととらえ、制度をさらにアピールしていく考えだ。