上勝町特産の素材を使った三色団子を考案した上勝小6年生=同校

 上勝町の上勝小学校6年生16人が、町特産の晩茶やユコウを使った三色団子「彩(いろどり)だんご」を考案した。25日に徳島市のしんまちボードウオークで開かれる欧風産直市「とくしまマルシェ」で、児童らが販売する。

 団子の生地は「棚田百選」に選ばれている樫原地区の「棚田米」の米粉を活用。白、緑、黒の3色で、緑の生地にはヨモギ、黒の生地には晩茶の粉末を練り込んだ。いずれも餡(あん)入りで、白団子はユコウの果皮などで作ったジャム、緑団子は小豆(あずき)、黒団子には晩茶の粉末を使っている。

 児童は5月下旬から総合学習の「町の仕事“元気”プロジェクト」授業で、町特産のユコウや晩茶について学んだ。後継者不足や消費の伸び悩みなど、農家が抱える課題を知り、町内外の多くの人に特産品を知ってもらおうと菓子作りに挑戦することになった。

 ユコウゼリーや晩茶クッキーなども候補に挙がる中、一つの商品で多くの特産品を楽しめる団子に決定。団子の作り方を本やインターネットで調べ、調理実習で試作を重ねた。

 出来上がったレシピを基に、勝浦町の和菓子の老舗店・前松堂(ぜんしょうどう)が製造。ユコウの爽やかな風味を生かしつつ苦みを抑えたり、晩茶のパサパサした食感を抑えるため粉状にして利用したりするなど、工夫を凝らした。

 25日のとくしまマルシェでは「血糖値を抑制する効果があります」などと晩茶や、ユコウの効能を書いた手作りのチラシ、看板を持ち込む。オリジナルキャラクター「彩三兄弟」の縫いぐるみとともに児童らがPRし、2本入り1パック300円で、100パック限定で売り出す。

 阿部茜さん(12)は「ユコウの皮の食感や晩茶の風味を味わってほしい」と話している。

 上勝小児童の菓子作りは2013年の「晩茶プリン」、14年の「ユコウのアイスクリーム」に続く第3弾。