負担の少ない階段昇降の方法を実践する参加者(右)=徳島文理大

負担の少ない階段昇降の方法を実践する参加者(右)=徳島文理大

 スミセイさわやか介護セミナー(住友生命福祉文化財団、徳島新聞社主催)が24日、徳島市山城町の徳島文理大であり、お年寄りら約60人が体への負担が少ない階段の昇降方法などを学んだ。

 同大保健福祉学部の古川明美准教授(地域看護)が「どちらかの足が痛む場合は健康な足から上り、痛む足は引き上げるように」などと体重移動のこつを助言し、参加者は自ら実践したり、要介助者の体を支えたりしていた。手足に筋肉を付けるための簡単な運動法も紹介された。

 右膝が痛むという阿南市那賀川町黒地の主婦稲岡美代子さん(77)は「学んだこつを生かし、安全に階段を上り下りしたい」と話していた。