腰痛に関するワークショップを開く徳島大生ら=吉野川市鴨島町鴨島の日本フネン市民プラザ

腰痛に関するワークショップを開く徳島大生ら=吉野川市鴨島町鴨島の日本フネン市民プラザ

 徳島、徳島文理両大学の学生と県内の高校生が、腰痛の予防や症状の緩和につながるアイデアを探っている。健康な生活を送る上での課題を、若者の視点で解決するプログラム「i―GIP2022」の一環。徳島大生の闘病体験を基にテーマを「腰痛」に決めた。チームごとに意見を出し合い、最も優れたアイデアを11月に大阪市で開かれる全国大会で発表する。

 「i―GIP」は関西の医療系学部の大学生らが主催し、2015年に始まった。徳島は昨年、「産後うつ」をテーマに初参加。今年は関東、関西、北陸、四国、九州の5地区で実施し、四国地区は徳島のみ参加する。

 徳島大医学部や理工学部、徳島文理大音楽学部などの学生23人と、公募で集まった6高校の17人が六つのチームを編成。医学部教授らが参加する6回のワークショップを通じて、チームごとに腰痛予防などのアイデアをまとめる。

 11月3日に徳島市内で開く発表会で専門家が審査。最優秀に選ばれた1チームが、同20日に大阪市である「inochi WAKAZOフォーラム」でアイデアを披露する。i―GIPは地区予選、フォーラムが全国大会との位置付け。

 発表テーマを「腰痛」に決めたのは徳島大医学部4年の五嶌(ごじま)大暉代表(22)。1年の時に激しい腰の痛みと手足のしびれに悩まされた。腰椎分離症と診断され、治療とリハビリを半年間続けて症状は落ち着いた。3年から運動機能外科学教室で腰痛について学んでおり、苦しむ患者を減らそうと考えている。今回の取り組みに関し、「若者と社会のつながりをつくるという点でも重要。精いっぱい頑張りたい」と意義を強調する。

 今月10日には1回目のワークショップを、吉野川市鴨島町の日本フネン市民プラザからオンラインで実施。高校生は徳島大医学部の教授から腰痛の基礎知識や症例などを学び、大学生と意見を交わした。城東高2年の永井悠暉さん(17)は「医学的な視点で物事を考えることに興味があった。アイデアを生み出したい」と意欲を見せた。