橋の上は杖を突かないという注意を守り、歩く遍路体験の外国人=勝浦町生名

 県内在住の外国人が24日、勝浦町で歩き遍路を体験した。遍路道の清掃などに取り組むNPO法人徳島共生塾一歩会が、四国八十八カ所霊場の世界遺産登録への機運を盛り上げようと催した。

 米国や中国など7カ国の13人が、菅笠に白装束姿で道の駅ひなの里かつうらを出発。四国霊場20番札所・鶴林寺を参拝し、阿南市大井町までの6・5キロを歩いた。国史跡に指定されている「鶴林寺道」や途中のミカン畑など、歴史や風景を味わいながら巡った。

 道中では同行した公認先達(せんだつ)らから「橋の上では杖を突かない」と説明を受けたり、住民から特産のミカンの接待を受けたりした。鶴林寺では読経も体験した。

 留学でマレーシアから来県したばかりのチュア・トゥンアーさん(22)=徳島大総合科学部3年、徳島市新蔵町2=は「山道は大変だったが、良い景色で空気もきれいだった。機会があれば、四国霊場を歩き遍路で巡ってみたい」と話した。