阿波市の市制10周年記念イベント「阿波市フェスタ」が24日、同市市場町の市役所と交流防災拠点アエルワで始まった。市民ら約4千人が、オーケストラの演奏と高画質の「4K」映像のプロジェクションマッピングを融合させたコンサートなど、多彩な催しを楽しんだ。25日まで。
コンサートは、吉野川や阿波藍の「青」を基調とした4K映像が舞台全体を彩り、「とくしま記念オーケストラ」のメンバー31人がベートーベンの「第九交響曲」、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」など5曲を演奏。聴衆は幻想的な映像と美しい音色に酔いしれていた。
開幕セレモニーでは、市内3中学校の生徒でつくる「阿波ジュニアオーケストラ」の54人が出演した。5月から練習を重ねてきたオリヴァドーティの「りんごの谷」など2曲を披露し、大きな拍手が送られた。
このほか、市産小麦で作ったたらいうどんや市産野菜のピザといった食品の販売が人気を集めた。市内のガーデニング愛好家と小学生が育てた花の展示もあった。25日もコンサートなどが行われる。