今年1月に大山寺で開かれた力餅大会=上板町神宅

 上板町神宅の大山寺の伝統行事で、400年の歴史を持つ「力餅大会」が、11月15日の町制60周年記念イベントで催される。例年、大勢の見物客を集める人気行事を観光資源化しようと、町が大会運営の「大山力餅保存会」に協力を求め、実現した。会場は同町泉谷の技の館で、11月に一般からの参加者を募る方針だ。

 力餅大会は毎年1月に神社境内であり、台座の「三宝」と合わせて約140キロの鏡餅を抱きかかえ、進んだ距離を競う。今回は会場となる技の館の「風の広場」の地面に起伏があり、持ち運ぶと危険なため、しゃがんだ状態から鏡餅を抱え上げ、姿勢を維持できた時間を競う方式で行う。

 小学生の部(鏡餅と三宝合わせて60キロ)と一般の部(同160キロ)で実施。一般の部は11月に参加者を募り、20~30人のエントリーを想定している。小学生の部は、町内のスポーツ少年団に通う約20人を招待する。

 力餅大会は戦国時代から続く伝統行事。戦時中は中断したが、1970年に復活後は毎年開かれてきた。今年1月の大会には町内外から131人が参加し、男女別など5部門に分かれて競った。

 七条明町長は「1月の大会のプレ大会のような位置付けとして、参加してほしい」と呼び掛けている。来年以降は、観光客を呼び込めるような大会として継続する方針という。

 技の館では当日、柿の種吹き飛ばし大会やもち投げもある。前日の14日には、町農村環境改善センターで町制60周年記念式典を開き、町出身のピアニスト七條恵子さんの公演もある。