美波町恒例の「由岐伊勢エビまつり」(実行委主催)が25日、同町西の地の町役場由岐支所前グラウンドで開かれ、多くの家族連れらでにぎわった。
会場には水揚げされたばかりのイセエビをはじめ、旬の魚介類や地域の特産品が並び、買い求める人が列をなした。イセエビ入りのみそ汁が無料で振る舞われたほか、購入後すぐに網焼きや刺し身にできるコーナーもあり、来場者は新鮮な海の幸に舌鼓を打っていた。
家族5人で訪れた福山優子さん(33)=徳島市八万町犬山=は「イセエビは身がぷりぷりしていておいしかった。自宅でも楽しみたい」と喜んでいた。
25回目の節目を記念し、実行委が公募して作ったまつりの応援歌も発表された。泉学さん(64)=美波町西由岐、食品販売業=が作詞した「海からのたより」を実行委のメンバーらが元気に歌い上げ、会場を盛り上げていた。