佐那河内村に計画されている広域ごみ処理施設建設などを争点とする出直し村長選が27日、告示された。立候補したのはいずれも無所属で、前村長の原仁志氏(63)=同村下=と、新人で元JA徳島市八万支所長の岩城福治氏(58)=同村上=の2人。正午時点で他に立候補の動きはなく、一騎打ちになるとみられる。計画の推進を図る原氏と、白紙撤回を訴える岩城氏による激しい論戦が繰り広げられそうだ。投開票は11月1日。

 原陣営は午前8時半から同村上の事務所前で出陣式を開き、250人(陣営発表)が集まった。

 原氏はごみ処理施設について「村の環境に悪い影響を及ぼさないと確信している」と強調。ごみ処理などで他の自治体と役割分担する広域行政の必要性を説き「広域行政の中で責任を持ち、地元対策費として18億円の基金などを得ることで、他の市町に負けない行政サービスを次の若い世代に残していきたい」と訴えた。

 岩城陣営も午前8時半から同村上の事務所で250人(陣営発表)を集めて出陣式を行った。

 岩城氏は「村民が知らないうちに(ごみ処理施設建設計画を)勝手に進め、村が真っ二つになってしまった」と、原氏の計画の進め方を批判。「計画を白紙撤回し、村民と情報共有しながら議論を尽くして結論を出す。皆さんの手で計画を止めましょう」と、住民の意向を尊重する姿勢をアピールし支持を呼び掛けた。