台湾を代表する妖怪キャラクターの八豆(右)と枯麻=台湾の妖怪村主題飯店(大平さん提供)

 三好市山城町上名の旧上名小学校で11月22日に開かれる毎秋恒例のイベント「妖怪まつり」に、台湾にある妖怪テーマパークの職員らが訪れ、妖怪行列に加わる。外国人が参加するのは初めてで、地元住民らは妖怪を通じた国際交流に期待を寄せている。

 訪れるのは、台湾中部・南投県にある「妖怪村主題飯店」の林光演会長(85)ら5人。主題飯店には、台湾や日本の妖怪のモニュメントが設置された公園、レストランなどがあり、休日は妖怪の着ぐるみが練り歩くパレードが行われている。

 妖怪まつりでは、林会長らがヒョウの「八豆(ばどう)」や黒熊の「枯麻(くま)」など、台湾を代表する妖怪の着ぐるみで行列に加わる予定。林会長は「日本の祭りを体験するのが楽しみだ。台湾の妖怪グッズを持参するので多くの人に見てほしい」と話している。

 妖怪まつりへの参加は、妖怪伝説を生かしたまちおこしに取り組む住民団体「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」メンバーの大平克之さん(60)が、2年前に知人を介して林会長と知り合ったのがきっかけ。大平さんが今年8月にこなきじじいの着ぐるみで主題飯店のパレードに出たことから、林会長らが山城町を訪れる計画が持ち上がった。

 妖怪村の平田政廣事務局長(63)は「三好市を海外に発信するきっかけにもなれば」と意気込んでいる。

 妖怪まつりは午前11時開幕。地元の下名小児童が担ぐ龍神みこしを先頭に妖怪キャラクターが運動場を練り歩く。ステージでは妖怪仮装コンテストなどもある。