担当者(左)の説明を受けながら、加工食品の品質検査を見学する明治大生=海陽町の丸本本社

 明治大農学部で食料環境政策学を学ぶ3年生9人が27日、海陽町を訪れ、農業や畜産業の課題と振興策を探るフィールドワークを始めた。

 学生たちは指導教員の橋口卓也准教授(46)と共に、ブランド地鶏「阿波尾鶏」の生産や加工・販売を手掛ける丸本グループ(同町大井)を訪問。チキン南蛮などの鶏肉加工品を製造する工場や、品質管理を担う検査棟などを見学した。

 担当者からは、全国に出荷される阿波尾鶏約200万羽のうち、7割を生産しており、加工品部門が売上高の約7割を占めることなどを聞き取った。

 太田洸暉(こうき)さん(21)=神奈川県松田町=は「養鶏にとどまらず、加工や流通にも積極的に取り組んでいるのがすごい。町内農家の現状と取り組みをしっかりと学び、1次産業を活性化させる方策を考えたい」と話していた。

 一行は30日まで滞在し、地元特産「寒茶」の生産現場なども視察する。県南活性化を目指す県の「県南地域づくりキャンパス事業」の一環。