3人の士官が自決した徳島海軍航空隊。同期の多くが「愛国心の発露」などとたたえる中、冷や水を浴びせるような記事が、1994年1月発行の雑誌「宝石」(光文社)に掲載された。

 著者は、3人と同じく海軍に学徒出陣したジャーナリスト鈴木均氏。「もうひとつの戦争責任 学徒出陣士官、自決の謎」と題し、機銃を撃ち合って果てた2人を「尋常でない」と指摘している。

 佐世保警備隊(長崎県)で終戦を迎えた鈴木氏は、自決した中原一雄中尉とほぼ同じ軍歴をたどった。佐世保では、学徒出身の士官は「娑婆(しゃば)っ気の抜けないアマチュア青年たち」で、自決など考えられなかったと振り返る…

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