タンクに蒸し米を入れ、純米酒の仕込みを行う三好高校生=三好市池田町サラダの三芳菊酒造

 実習で酒造りに取り組んでいる三好高校(三好市)の食農科学科の2年生5人が29日、同市池田町サラダの三芳菊酒造で、純米酒「大地の夢」の仕込み作業を行った。

 生徒は日本酒の元となる「酒母」作りに挑戦。水をためたタンクに酵母と麹20キロ、蒸した東みよし町産の米「五百万石」60キロを入れて、ゆっくりとかき混ぜた。酵母は今回、県立工業技術センターが紫外線LEDを使って開発した新酵母を、初めて使った。

 約1週間で酒母が出来上がり、水や麹、蒸し米を加えて約20日間発酵させると、純米酒が完成する。

 生徒は冬にも仕込みを行い、一升瓶換算で約2千本の純米酒になる予定。11月下旬から市内の酒販売店を中心に売り出され、来年2月の「四国酒まつり」にも登場する。

 瀧口歩さん(16)は「作業は力仕事で大変だった。完成して多くの人に飲んでもらうのを楽しみにしている」と話した。

 三好高の酒造りは8年目。近年は売れ行きが伸びており、販売前から、ひっきりなしに問い合わせがあるという。