徳島県は8日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満~90代の男女725人の詳細を発表した。病床使用率が現在の病床数となった昨年12月以降で初めて50%を超えた。国立病院機構徳島病院(吉野川市)などでクラスター(感染者集団)が4例発生した。

 入院患者は前日から6人増の133人で、病床使用率は2・3ポイント増の50・6%に上昇。県民に警戒を促す「とくしまアラート」で、発令中の「感染警戒(レベル2)前期」より2段階上の「特別警戒(レベル3)前期」の発動基準(50%以上)を満たした。重症者用の使用率は12・0%のままで、「感染警戒前期」の基準(15%以上)を下回っている。

 徳島病院では入院患者2人と医療従事者4人の計6人が感染。感染者が確認された病棟で8日から入院を停止している。外来診療は通常通り行っている。

 このほかのクラスターでは、社会福祉施設で職員5人の感染が判明。児童等利用施設では利用者5人と職員4人、利用者の家族1人、別の児童等利用施設では利用者4人と職員1人がそれぞれ感染した。

 725人のうち60代と70代の男性が酸素吸入を受けており中等症。軽症が694人、無症状が29人となっている。8日時点の自宅療養者は6052人、入院と宿泊療養を含めた全体の療養者は6375人で、いずれも過去最多を更新した。県内の感染者数は累計4万1583人となった。