仮想現実(VR)の技術を使った娯楽体験イベント「恐竜VRツアーズ」が27日から9月2日まで、板野町那東の大型公園・あすたむらんど徳島で催される。園内に止めたバス車内で、迫力ある恐竜の姿を臨場感たっぷりの映像で楽しめる。
イベントは、近未来のバスに乗り込み恐竜が生息する白亜紀へ時間旅行をするとの設定。ティラノサウルスやトリケラトプス、プテラノドンなどの恐竜が間近に迫る映像とともに、重低音の足音を楽しめる。上映時間は約4分。
同園入り口正面の四季彩館前に止めたバス車内で実施。座席に座ってVRゴーグルを装着し、最大13人が同時に体験できる。バスは2008年に運行を取りやめた同園の周遊バスを活用した。
阿南市羽ノ浦町出身の山田泰(やす)央(てる)さん(32)が代表のゲーム・VR制作会社ダズル(東京)、同園の運営会社ネオビエント(徳島市)、電気設備会社シンセイワークス(同)が共同で企画。17日、報道陣に映像が公開された。
ダズルの山田さんは「県内外から多くの家族連れに訪れてもらい夏休みの思い出にしてほしい。子どもたちがITなどに興味を持つきっかけになれば」と話した。
午前9時半~午後6時(受け付けは同5時まで)。体験料500円。7歳以上が対象で12歳以下は保護者の同意が必要。開催期間中は無休。問い合わせはあすたむらんど徳島<電088(672)7111>。