無事故無違反の表彰状を手にする小河晴美さん(左)と夫の宏さん=佐那河内村下の自宅

 車の運転で長年にわたり無事故無違反を続けたとして、徳島県警と徳島県交通安全協会が佐那河内村下の小河晴美さん(82)と夫の宏さん(84)を表彰した。県警によると、夫婦そろっての表彰は珍しい。日常生活の足として運転を続ける2人は「これを励みに今後も安全運転を心掛けたい」と決意を新たにしている。

 晴美さんは無事故無違反を30年間続けている。近くの畑で農作業をするため、宏さんと共有の軽トラックを毎日のように運転する。無事故の秘訣(ひけつ)は、教習所の教えを忠実に守ること。「例えば方向指示器は30メートル手前で出し、車間距離を取る。当たり前のようだけど、きちんと守るのが大切なんです」

 宏さんは20年間にわたって事故も交通違反も起こしていない。晴美さんと同様、農作業や買い物に出掛ける際に軽トラックに乗っている。陽気で笑いの絶えない2人だが、一緒に車に乗る時は沈黙を守る。「運転に集中できるよう、お互いに話し掛けないようにしている」と理由を明かす。

 村駐在所で表彰式があり、徳島中央署の高橋俊雄署長から表彰状を受け取った。2人は「高齢ドライバーによる事故が問題になっているけど、車は日々の暮らしに欠かせない。体の衰えを自覚した上で無理せず運転を続けたい」と抱負を語った。