海上釣り堀から釣り上げた魚を示す浜部代表=海陽町の水床湾

 海鮮料理店の元祖海賊料理・海賊の家(徳島県海陽町)が11日、水床湾内にある店舗の隣に、家族連れ客向けの釣り堀をオープンさせる。海上釣り堀の営業は徳島県内では珍しい。

 釣り堀は、店に隣接するいけすの周囲を幅1・5メートルのいかだで囲んだ。深さは約2・5メートルで、8メートル四方と6メートル四方の2基を設けた。今の時季は、近くの海で網にかかった体長20~40センチのマダイやシオ(カンパチ)、ツバス(ハマチ)など約5百匹を放しており、季節に応じた旬の魚を釣ることができる。

 対象は、食事に訪れた家族連れ客の子ども(中学生以下)で、料金は釣りざおやライフジャケットの貸し出し料と餌代を含めて3千円。釣るのは10匹までで、釣った魚は持ち帰ることも、追加料金5百円で刺し身や焼き魚に調理してもらうこともできる。

 約10年前に料理で使う魚のいけすを設けたところ、家族連れから「釣ってみたい」という声が寄せられるようになったため、国の事業再構築補助金を活用して釣り堀事業を始めることにした。年間5百人程度の利用を目指す。

 浜部賀津秀代表は「子どもたちに泳ぎ回ったり跳ねたりする魚を見てもらいたい」と話している。