戦没者への奉納踊りを行う無双連=2018年、眉山山頂パゴダ前

 77回目の終戦の日を迎える15日、太平洋戦争などで犠牲になった親族や戦友の冥福を祈り、平和を願う行事が徳島県内各地で開かれる。多くが例年と同じ規模で催されるが、新型コロナウイルスの流行「第7波」を受けて急きょ中止となった行事もある。

 徳島市雑賀町東開の県護国神社では、午前11時から平和祈念祭を開催。戦没者の遺族や神社役員が出席するほか、一般参列も受け付ける。祝詞や祭文を読み上げたり、玉串をささげたりして恒久の平和を祈念し、正午に全員で黙とうする。

 同市の眉山山頂にある戦没者慰霊塔・パゴダ前では、午前11時45分ごろから県仏教会が戦没者の慰霊法要を行う。新型コロナの影響で昨年、一昨年は中止した奉納踊りが正午から実施される。

 戦前・戦中に旧満州(中国東北部)で過ごした満蒙開拓青少年義勇軍の経験者でつくる「徳島県拓友会」も、正午から眉山中腹の拓魂碑前で慰霊祭を営み、亡くなった約480人の冥福を祈る。秦照雄会長(93)=北島町鯛浜=は「仲間を供養するとともに、慰霊祭を通じて平和への思いを伝えたい」と話した。

 九条の会徳島や反核・憲法フォーラム徳島、徳島人権・平和運動センターなど8団体は、正午から徳島駅前で予定していた「8・15平和のための共同アピール」の中止を決めた。新規感染者数が高止まりしている現状に加え、阿波踊りの開催で駅前の混雑が予想されるため、感染拡大の防止を優先した。