五穀豊穣などを祈って踊る氏子=徳島市上八万町の宅宮神社

 徳島市上八万町上中筋の宅宮(えのみや)神社で15日、県指定無形民俗文化財の「神踊り」が奉納され、地域住民が五穀豊穣(ごこくほうじょう)と新型コロナウイルスの収束を祈願した。

 4~79歳の氏子32人が手作りの花笠をかぶり、そろいの浴衣を身に着けて参加。「神おろし」や「出雲踊(おどり)」といった踊り歌を太鼓に合わせて披露し、扇子を上下に動かしながら優雅に舞った。境内には約30人の見物客が訪れ、盛んにシャッターを切っていた。

 太鼓打ちを務めた上八万小6年の樋口奈南さん(11)は「毎日練習してきた成果を発揮できた。伝統を受け継いでいけるように今後も続けたい」と話した。

 神踊りは平安時代末期から始まったとされ、12地区の氏子が毎年持ち回りで奉納している。今年は樋口(ついぐち)地区が担当した。