ペットボトルキャップを再利用したプランターやうちわの骨組み=徳島市応神町のハイプラ

 廃プラスチック再生利用業のハイプラ(徳島市応神町)が、家庭や小学校などから寄せられたペットボトルのキャップを、プランターとうちわの骨組みに再生する活動をしている。無料で回収し、通常は支払う買い取り費と同額を、発展途上国へワクチンを届ける団体に寄付する。捨てられる場合が多いキャップを資源として循環させ、子どもらにごみ減量の意識を高めてもらう。

 3月から回収しており、希望者は同社に持ち込んでもらう。7月末時点で地元の小学校や企業などから計880キロが集まった。従業員が色ごとに仕分け・洗浄した後、粉砕してプランターとうちわの骨組みに加工している。プランターは回収に協力した小学校に贈ったほか、希望者に販売。うちわの骨組みは啓発イベントなどで使う。

 無料で引き取る代わりに、本来の買い取り費に相当する1キロ5円程度を認定NPO法人「世界の子どもたちにワクチンを日本委員会」に贈る。7月末には、回収時に寄付の了承を得た約700キロ分の3500円と、同社からの寄付金を合わせた計2万円をNPOに振り込んだ。

 昨年11月、近所の小学生が同社を訪れ「ペットボトルは資源として回収するが、キャップはできないのか」と松崎久美子代表取締役(54)に相談したのが回収を始めたきっかけ。同社はキャップを再生して有効活用することで、ごみ減量を啓発することにした。7月上旬にはキャップから再生した骨組みでうちわを作る啓発イベントを徳島市のイオンモール徳島で開いた。

 松崎代表取締役は「プラスチックは正しく処理すれば何回でも利用できる。環境問題について考えるのはもちろん、世界の子どもたちの命も救えるので大勢に協力してほしい」と話している。