こないだは終戦の日でした。ほんでこの77年間、私らの国は「戦争なんか、せえへんのでよ」って、世界中へ胸を張ってきましたな。

 ほんま、顔を上げて、何やずうっと得意やったな。真面目に働いて、助けおうて、地道な生活を心掛けて、平和に過ごしてきました。

 ずうっと、そんな「戦後」であってほしかったなあ。今はもう、「戦前」なんと違いますか。爆弾が飛び交うようになったら、戦争はもう終わりの時期ですやろ。戦争ができる国にするには、まあ10年とか15年とかの長い時間をかけて、ゆっくりと準備を進めよりますな。

 まず、自由に意見が言えんようになります。黙って上からの命令に従うような社会にしようとします。わが国にもそういう法律がもう、できてますもんな。ほれ、特定秘密保護法やら共謀罪やら。戦前にも、治安維持法いうのんがありましたよ。

 ほんで国民主権の国のはずなのに、情報公開はどうなっとるんでしょう。なんか記録を見せてもらおうとしても、ほれ、あの真っ黒に塗りつぶしたのん、よう見ますでえな。あれは「のり弁」いうらしいな。のり弁当にそっくりでしょう。

 石井町やつるぎ町の町長はんらが「特別交付税を不当に減らされた」いうて、えらい怒っておる件で、新聞社が県に情報公開請求しましたでしょ。ほしたら、真っ黒なんが出てきたもんな。ありゃりゃ、「のり弁」! 国とか県とか、公務員は公僕のはずやのに、主権者である私たち国民、県民に何を隠すんですやろ。何であっても、こじゃんと事実を知らせるんが筋ですわな。

 こんなことも、戦争への一歩と違いますか。ほんま、心配やわ。(宇呂宇呂須留代)

※こじゃんと=きっちりと