明治後期、徳島市出身の人類学者鳥居龍蔵(1870~1953年)が撮った旧木頭村などの古写真36点が、9月10日まで那賀町木頭和無田の木頭文化会館ロビーで開催中の特別展「鳥居龍蔵の見た120年前の木頭」で初公開されている。かずら橋や、石を重しにした板ぶき民家、太布(たふ)の衣類など民俗学的に貴重な資料ばかりだ。

 鳥居は世界で最も早くカメラを現地調査に導入した研究者。展示を担当した県立鳥居龍蔵記念博物館の学芸員石井伸夫さんによると、鳥居は1901(明治34)年8月16~24日、旧木頭村など那賀川流域で民俗調査した…