徳島県が18日発表した新型コロナウイルスの感染者数が初の2千人超と急増したのは、お盆期間中の人出や診療を再開した医療機関での検査数の増加が影響したとみられる。

 内閣官房が携帯電話の位置情報を基に推計した人出情報によると、繁華街の徳島市秋田町では夜間の人出が8月9日から右肩上がりに増え、15日にピークとなった。2019年の同時期の半分にとどまっているものの、昨年より2割ほど多かった。

 378カ所に上る県指定の診療・検査協力医療機関(発熱外来)は、お盆は休診する所も多く、11~16日に発熱などの症状がある人の診療や検査に対応したのは22~282カ所だった。16日に再開した徳島市の診療所には、検査希望者が押し寄せ、お盆前の倍ほどに増えた。他の医療機関でも同様の傾向があるという。

 感染力の強いBA・5への置き換わりも要因とされる。県が16日に発表した抽出検査の比率は79・2%。2週間前の状況を示しており、現時点ではBA・5にほぼ置き換わっていると推測される。

 徳島市で開催された阿波踊りと感染者急増の関係について、県は「医療機関からの発生届で記入項目が簡素化されているため分からない」としている。