新しい祭りばやしを演奏しながら練り歩く児童ら=美馬市穴吹町口山の宮内地区

新しい祭りばやしを演奏しながら練り歩く児童ら=美馬市穴吹町口山の宮内地区

 美馬市穴吹町口山の白人神社で秋祭りがあり、担い手不足などから10年以上も途絶えていた祭りばやしが復活した。地元・宮内地区の児童ら20人がアルト笛などを使って、演奏しやすいよう、新しくアレンジされた祭りばやしを披露した。

 境内では住民ら約300人が見守る中、神事に続き、穴吹幼稚園と小学校に通う地区在住の園児・児童が祭りばやしを奉納。みこしや「よいやしょ」(小型みこし)が神社を出発すると、児童らも鉦(かね)、太鼓、鍵盤ハーモニカ、アルト笛を手に地区に繰り出した。

 安西登志子さん(77)=同町口山宮内=は「みこししか出ない祭りが続き、寂しかった。今年は児童が参加したので見物人も多くて、うれしい」と話していた。